VLOOKUPやXLOOKUP、CSV照合で見た目が同じ値なのに一致しないとき、空白・全角半角・不可視文字・改行などを確認する順番を解説します。
確認の流れ
最初に疑うのは前後の空白
最も見つけやすいのは、値の先頭や末尾に混ざったスペースです。特にWeb画面、PDF、基幹システムからコピーした値には、普通の半角スペース以外の空白が含まれることがあります。セル幅が狭いと見た目では判断できないため、文字数を確認すると気づきやすくなります。
| 見た目 | 内部では | 例 |
|---|---|---|
| ABC123 | 末尾に空白 | 「ABC123 」 |
| 12345 | 文字列と数値 | "12345" と 12345 |
| ABC-01 | 似た記号 | ハイフンと長音・全角記号 |
| 同じ文章 | 途中に改行 | セル内改行あり/なし |
全角・半角と「似ている別文字」に注意
数字や英字の全角・半角だけでなく、ハイフンに見える複数のUnicode文字、普通の空白に見えるNBSPなども照合を妨げます。目視で同じに見えても、コンピューターは別の文字として扱います。
数値と文字列は用途で扱いが変わる
商品コードや社員番号のような識別子では「00123」の先頭ゼロが意味を持ちます。一方、数量のような数値では文字列化が計算や比較の邪魔になることがあります。単純にすべて数値へ変換するのではなく、その列が「識別子」か「計算する数値」かを先に確認してください。
不一致が数件だけなら、正常値と不一致値を1組ずつ比較します。不一致が大量なら、共通している変化(同じ列、同じ出力元、同じ日付)を先に探すと原因を絞りやすくなります。
不一致が100件あっても、原因が100種類あるとは限りません。同じ取引先のデータだけ、同じ列だけ、特定の日に作ったファイルだけ、という共通点があれば一つの変化が大量の不一致を生んでいる可能性があります。最初から全件を直すより、代表例を2〜3組比較して原因を確認する方が安全です。
数件の不一致から共通点を探す
Data Match Doctorでは、この記事で説明した考え方を使って実際のデータや条件を確認できます。
